世の中にはさまざまなニーズが存在し、多種多様なビジネスがあります。業界内の人々にとっては当たり前のことでも、業界外に出てみると知らないことばかりです。
今回のビジネス探訪は、動画配信サービスを展開する株式会社Jストリームからライブ配信を担当している大塚さんにお話を伺いました。動画配信業界のコロナ禍での動き、昨今の動画配信サービスの勢いに関して、業界人の目線から教えていただきました。ぜひ内容を楽しんでみてください。
大塚 道郎MICHOROU OOTUKA
1989年株式会社リクルートに入社。リクルート国際VAN、リクルートFNX事業部を経験。2001年に株式会社Jストリームに入社。システム開発部長、技術部長を経て、2013年以降10年に渡りライブプロデュース部長としてライブ中継サービスの提供に携わる。
追い風になった昨今の動画配信サービスの勢い
元々Jストリームが動画配信サービスを行ったんでしょうか?
アメリカで開発され展開され始めていた動画配信技術を、日本でも展開しようとする流れの中で、まず国内に動画配信をするための環境を整備する必要がありました。動画配信には普通のウェブサーバーではなく動画配信専用のサーバが必要であったり、テキストデータに比べてデータ量の多い動画データを安定的に流すことができるネットワークが必要だったり。その動画配信の環境を作る為に出来上がったのが、Jストリームですね。日本で動画配信するインフラを整える会社として作られた会社です。
なるほど。日本に動画配信技術を持ってこようと思って立ち上がった人達が作った会社という事ですね。
最近、YouTubeの勢いが凄いですが、昨今の動画配信サービスの勢いは追い風ですか?
ですね。インターネットで動画を見ることが出来ない時代があったなんて若い人たちには信じられないと思うけれど、YouTubeを中心に、インターネットで動画を見る事が一般的になってくれた事は我々にも追い風になりました。我々は、ビジネス向けのサービス提供がメインで、YouTubeがメインにしている利用者対象とは少し異なるところでサービス展開をしています。
なるほど。「動画」が普及することによって認知度が上がりマストなアイテムになりますし。