2023年06月28日

あなたの知らないビジネスの世界探訪 -vol.7-

人工知能は使い方と人間によるマネジメントが命。株式会社レトリバ、YOSHINAの挑戦

すべらないシステム開発でお馴染みの酒井です。
このページは、私が日々の活動の中で出会った面白いビジネスやトピックを紹介する場となります。

世の中にはさまざまなニーズが存在し、多種多様なビジネスがあります。業界内の人々にとっては当たり前のことでも、業界外に出てみると知らないことばかりです。
第7弾は人工知能と人間との素敵な出会い。株式会社レトリバの新宮領さんにAIにおける業務効率化と経営課題の炙り出し方について伺いました。
非常に興味深いです。

新宮領 宏太SHINGURYO KOTA

鹿児島県南九州市出身。2008年立教大学観光学部卒業。同年株式会社パソナ新卒入社。2012年株式会社DYMへ転職。新卒採用のコンサルティング業務に従事。部署としてオリコンランキング1位を2年連続獲得。担当企業様へ合計1000名様以上のご入社支援実績有。その後、子会社の代表取締役を半年間務めるも、コロナで撤退。個人で開業。16社の営業支援に携わる。2021年1月に株式会社レトリバに入社。3ヶ月後に部長就任。新規事業を4つ立ち上げる。業界1位を目指して邁進中。

人工知能は使い方と人間によるマネジメントが命。株式会社レトリバ、YOSHINAの挑戦

酒井

コールセンターの可視化において、YOSHINAがかなり役立っていると伺いましたがどのような点のご評価が高いのでしょうか?従来の手法と比べて、どのような利点があるのか教えてください。

新宮領さん

従来の手法では、録音された会話を上司が確認したり、テキスト化された内容を人間が分類したりすることが一般的でした。しかし、この手法では時間がかかることや、人による判断の偏りの問題が生じることがあります。

酒井

確かに人によっての分類の判定のロジックがばらつきそうですね。

新宮領さん

YOSHINAは、コールセンターの会話データを効率良く分析するためのツールです。オペレーターとの電話会話をテキスト化し、重要な情報や顧客の要望などを抽出することができます。これによって、問合せ内容を機械的に分類することができるため、人の判断による分類内容の揺らぎを解消することができます。

酒井

凄そうですね

新宮領さん

YOSHINAは顧客のトレンドや傾向も抽出します。例えば、複数の顧客から様々な問題や要望が寄せられた場合、YOSHINAはそれを同じような話題に自動でまとめることが可能です。時系列で比較分析もできるため、前月に比べて多く寄せられた要望など早めに問題を把握し、FAQに反映させるなど適切な対策を取ることができます。

酒井

コールセンターの問い合わせ内容をテキスト化して分類するのにもそこに人間の主観が入ったらそもそもぶれそうですよね。

新宮領さん

全くおっしゃる通りです

酒井

コールセンター以外でも使えるものなんですか?

新宮領さん

例えば、アンケートやレビュー情報などの分析でも活用できます。また、私も仕事の相談や調べものにChatGPTを使うことがありますが、そんなシーンでも有効活用できます。私がChatGPTを使っていると、一つ一つの相談は解決するのですが、全体を振り返るときには全てを読み返さなければならなく、時間がかかるんです。

酒井

それをYOSHINAを活用して解消するというのですね。具体的にはどのようなアプローチをとりましたか?

新宮領さん

私がChatGPTに相談していた事業拡大に向けた内容、例えば「効率的にテレアポをする方法」や「費用をかけずにリードを獲得する方法」といった362件のアドバイス一覧をCSVファイルに変換し、そのままYOSHINAにアップロードしました。

酒井

その結果、どのようなことが分かりましたか?

新宮領さん

YOSHINAが私の相談内容を9つの話題に分けてくれました。7つは既に認識していた内容でしたが、「文の力」や「商品戦略」という新たな視点から考えるきっかけを与えてくれました。

酒井

それは興味深いですね。具体的にはどのような発見があったのでしょう?

新宮領さん

特に「文の力」という観点で、「ブログ」というキーワードが出てきたのですが、正直、これまで1年間放置しており、何も更新できていなかったのです。「商品戦略」カテゴリでは、私が講じられていないリピート施策についてハッと気付かされました。

酒井

そういった使い方もあるんですね。

新宮領さん

さらに、YOSHINAの派生サービスとして営業部門の分析やアポ取り代行など、さまざまなサービスを提供することで、ビジネスの効率化や意思決定の支援を行っています。

酒井

営業!非常に興味あります。詳しく教えてください。

新宮領さん

もちろんです!YOSHINAセールスという「テレアポ代行」のサービスです。このサービスではターゲットリストの作成に力を入れています。ご希望の関連キーワードを設定し、そのキーワードをネット検索した会社がどこかを明らかにしたリストを作成します。ここから更に業界や売上規模や従業員数で対象を絞り込むことが可能です。

酒井

それは素晴らしいですね。さらに、どのようにしてアポイントメントを確保しているのですか?

新宮領さん

通話内容を録音、文字起こしを実施し、YOSHINAを使ってトークスクリプトの分析を行い、より最適なアプローチ方法を見出します。

酒井

なるほど、トークスクリプトの最適化も行っているのですね。でも、営業活動は日々変化するものですよね?

新宮領さん

その通りです。私たちは軌道修正ミーティングを定期的に行っています。日報を基に日々の進捗状況を把握し、不足している点を見極めます。必要に応じてターゲットやスクリプトの変更を行い、常に効果的なアプローチを追求し、最高の結果を提供するために努力しています。

酒井

なるほど、常に改善を重ねながら最適なアプローチを追求しているのですね。YOSHINAセールスは、アポイントメント取得の悩みを解決し、成功に導くための頼もしいパートナーのようですね。

新宮領さん

そうです!私たちはお客様のビジネスにおけるアポイントメント取得の悩みを解決し、成功への道を切り拓くための強力なパートナーとなりたいと考えています。

酒井

ぜひ、YOSHINAセールスのサービスを試してみたいですね。

新宮領さん

ありがとうございます!私たちのサービスをお試しいただけることを楽しみにしています。何かご質問やお手伝いできることがありましたら、いつでもお知らせください。

酒井

今や営業リストもAIの力をかりて効率化する時代なんですね!

今回の発見

  1. AIの進化は素晴らしいが、それを生かすのも人間のノウハウやマネジメント能力が重要である。
  2. 人間が人間のやったことを仕訳するにも人間に判断が入るともはや何が正しいのかわからなくなってしまう。
  3. 営業のリストアップやアポ取りも見える化作業はAIの手助けを借りたほうがいいしそれをマネジメントするのが人間である。

今まで手作業ですべてを行っていたあなたも、AIに判断や分析を任せて自動化することで作業手順が減り、業務を効率化できるかもしれない。

信じるか信じないかはあなた次第です♪

Guest Profile

新宮領 宏太Kota Shinguryo

鹿児島県南九州市出身。2008年立教大学観光学部卒業。同年株式会社パソナ新卒入社。2012年株式会社DYMへ転職。新卒採用のコンサルティング業務に従事。部署としてオリコンランキング1位を2年連続獲得。担当企業様へ合計1000名様以上のご入社支援実績有。その後、子会社の代表取締役を半年間務めるも、コロナで撤退。個人で開業。16社の営業支援に携わる。2021年1月に株式会社レトリバに入社。3ヶ月後に部長就任。新規事業を4つ立ち上げる。業界1位を目指して邁進中。

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