2023年07月07日

あなたの知らないビジネスの世界探訪 -vol.10-

高校野球の魅力とは。高校球児の熱い夏から学ぶマインドセットの重要性

スマートソーシャル代表の酒井です。

このページは、私が日々の活動の中で出会った面白いビジネスやトピックを紹介する場となります。

世の中にはさまざまなニーズが存在し、多種多様なビジネスがあります。業界内の人々にとっては当たり前のことでも、業界外に出てみると知らないことばかりです。

今回は、ビジネスから少し離れ、東南アジアを拠点に人材支援でご活躍されている蒲原さんに高校野球に関して教えていただきました。蒲原さんの大好きな高校野球について、蒲原さんのご経験から高校野球の楽しみ方・醍醐味までお伺いしました。
ぜひ内容をお楽しみください♪

高校野球の魅力とは。高校球児の熱い夏から学ぶマインドセットの重要性

酒井

初めまして。スマートソーシャルの酒井と申します。

蒲原さん

はじめまして、私は蒲原と申します。昭和40年生まれで、やまびこ打線、池田高校、水野と同じ学年です。中学校時代から高校野球に夢中になっています。私の出身地である長崎県は高校野球が弱く、その地元の弱さに郷土愛を感じることがきっかけとなりました。

蒲原さん

具体的に言えば、高校1年の時、地元の長崎西高校が愛工大名電の工藤投手にノーヒットノーランをされたという屈辱的な経験がありました。 それが、私の高校野球への興味をさらに引き立てましたね。

酒井

なるほど、蒲原さんは地元の弱さにも関わらず、高校野球に夢中になったのですね。 その後の経験について教えてください。

蒲原さん

当時はインターネットがない時代でしたが、朝日新聞の全国地方大会の紙面に1回戦の結果が掲載されると、私はそれを見て頭の中で全国各地を旅行することにしました。まだ見ぬ地名を知ることで、その土地の魅力やイメージを広げることができました。朝日新聞で高校野球の情報を追いながら、バーチャルな旅行を楽しんでいました。毎年の傾向も見えてくるようになりました。強豪校や常連校が存在することはもちろん、その他の特徴や変化も観察することができました。そして、毎年決勝で敗退する高校には何が理由なのかわからないが、甲子園出場を逃すことが多いという傾向も見えてきました。茨城県の霞ヶ浦高校も当時は常総学院や水戸商業という強豪校に阻まれていました。

酒井

興味深いですね。高校野球にはマインドセットの力も影響しているのかもしれませんね。具体的なエピソードを教えていただけますか?

蒲原さん

確かに、マインドセットは重要な要素です。高校野球の中で、強豪校は目に見えない強さを持っているように感じました。一方、弱小校も自分たちの心の中に負けるかもしれないという不安や自己否定が存在しました。しかし、最近では、新潟県の高校が強くなってきた要因として、球場が整備されプロの試合が行われるようになったことが挙げられます。そのような背景も含めて、高校野球の魅力が広がっていると感じています。

酒井

確かに、強豪校と弱小校の心の差や地域の環境などが結果に影響するのでしょうね。それから、高校野球の魅力について教えていただけますか?

蒲原さん

高校野球の魅力の一つは、甲子園という最終ゴールに向けて県の予選を勝ち抜くドラマに醍醐味があります。甲子園出場がすでに一つのゴールであり、ひょっとすると本大会は選手にとっての思い出づくりのお披露目会なのかもしれません。そんな熱い甲子園の県大会決勝には、例えば大船渡高校の佐々木朗希選手のエピソードがあります。彼は本来なら花巻東高校に進学するほどの逸材でしたが、地元で甲子園に出たいという思いから大船渡高校に進んだのです。このような選手たちの人生や思いが高校野球の醍醐味となっています。

酒井

なるほど、ドラマチックなエピソードが高校野球には詰まっているのですね。 また、蒲原さん自身も高校野球の魅力を追い求めているようですね。

蒲原さん

そうですね。高校野球は毎年新たなドラマが始まり、新しい選手たちが登場します。私は最多勝利校を訪れる行脚をしており、全国の都道府県の中でまだ訪れたことのない場所を探すことがきっかけになりました。中学生の頃、新聞の紙面で地図上で夢を広げるように走っていたことが、現実となっています。優勝校や甲子園での勝利経験は絶対的な価値を持ちますが、地方大会でのドラマもまた魅力的です。

酒井

素晴らしいですね。高校野球の魅力と情熱が伝わってきます。最後に、蒲原さんの応援のメッセージをいただけますか?

蒲原さん

高校野球はいつまでも続くドラマであり、私たちはその魅力に引かれて応援し続けることができます。現在はネットを通じて野球を見ることもできますが、私は海外にいるため、それが特に便利です。夏の高校野球は県予選から始まり、その花道は7月からスタートします。県予選は全てがお披露目であり、決勝に勝たなければ全てが無になってしまいます。夏の甲子園への憧れを胸に、私たちは目指していますが、最後まで甲子園に出場できなかった高校も存在します。彼らにも感動と勇気を与える応援を送りたいと思っています。

酒井

蒲原さん、本日はありがとうございます。

蒲原さん

ありがとうございました。

今回の発見

  1. 試合において、マインドセットは需要。その為、高い技術を持った環境に身を置くことも影響してくる。
  2. 高校野球の魅力は、甲子園に向けて勝ち抜いていくドラマ。

Guest Profile

蒲原 隆Takashi Kamohara

1965年、 長崎県生まれ。
九州大学文学部フランス文学専攻卒業後、リクルート入社。その後、JACリクルートメントに転職し、タイおよびシンガポールの代表取締役としてアジア全体を統括。2016年には、 ASIAN LEADERS CAREER社をシンガポールに設立。 翌年タイで人材紹介、会社登記、 ビザサポートなどの事業を開始。 東南アジアでの就業希望者、 起業希望者のキャリア相談や実務サポートを手がける。
神田外語大学、明星大学、 長崎大学など、大学での講演実績多数。 雑誌AERA の特集「アジアで勝つ日本人100人」に選出される。 ロングステイアドバイザー登録員 (LSA協会)。

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