2024年08月15日

あなたの知らないビジネス探訪-vol.26-

相手の話をよく聞くことが営業の近道!研修事業・助成金コンサル事業を行う佐久間健寿さんに注目。

 
世の中にはさまざまなニーズが存在し、多種多様なビジネスがあります。
業界内の人々にとっては当たり前のことでも、業界外に出てみると知らないことばかりです。

今回は、TAKE over合同会社の代表 佐久間健寿さんに取材いたしました!
郵政省(現:日本郵便)で責任者や管理職として活躍してきた経験を持つ佐久間さん。その経験を活かし、現在はコスト削減や助成金関連のコンサルや研修を行っています。今までのご経験から培ったクレーム対応や敢えて営業しないという営業法についても教えていただきました。
また、佐久間さんがパーソナリティを務めるラジオ「サクトーーク!!」についてもお伺いしました。

※この記事は、AIのスペシャリスト國本知里さんの協力を元に、
スマートソーシャルが開発したインタビュー生成AIサービスを利用して85%をAIで作成しています。

スマートストーリー

佐久間 健寿 TAKEHISA SAKUMA1975年神奈川県横浜市出身。1997年から郵政省(現:日本郵便)勤務。2011年から郵便営業部長として藤沢・湘南エリアの営業責任者を務め、2013年には郵便営業本部ランキング全国1位を達成。2014年以降、日本郵便の国際郵便部門・輸送部門の管理職を歴任。2018年「誰もが幸せになるサービスの提供」を経営理念としたTAKE over LLCを設立。成功報酬型のコスト削減及び、社労士との業務提携による助成金コンサルティング事業を行っている。

 

 

過去の経験を生かした現在の事業

中島

現在はどのような活動を行っているのでしょうか?

佐久間さん

コンサル企業向けのコスト削減や助成金申請のサポート・研修事業をしています。現在6期目ですね。
助成金申請では、事業計画を数字で見せて申請する必要があり、手間取ってしまう部分を私が担当しています。

中島

申請系は面倒な書類が多いですもんね…凄く助かる事業です!助成金事業を行ったのはどうしてなんでしょうか?

佐久間さん

以前は郵政局(現:日本郵便)に勤めており、許認可に関わる書類を管理する部署に所属した経験があるので、書類関係はその経験を活かして行っています。助成金申請の事業は、コロナ以降に流行った事業なのですが、丁度コロナ前位に事業を開始したのでタイミングがとても良かったです。

中島

役所出身の経験が活かされているんですね!

中島

研修も行っているとお聞きしましたが、具体的にはどのような内容の研修を行っているのですか?

佐久間さん

知り合いの会社から依頼を受けて、ビジネスマナーの基礎から営業のスキルアップ/コンプライアンス、業務改善/効率化やクレーム対応の部分で研修を行っています。

中島

クレーム対応研修という物があるんですね!クレームには、実際どのようなアプローチをとればいいのでしょうか?

佐久間さん

クレーム対応において一番大事なことは、お客さんのクレームの根本を理解することです。
怒りは長く続かない為、怒りを全部伝えて貰った後に怒りの原因を吐き出してもらうことが必要
です。

中島

結構難しそうです…。クレームの原因はどのように見つけ出すのでしょうか?

佐久間さん

クレームの初期対応では、現場のスタッフが話を聞き、その後に社員⇒責任者が出て対応します。
いきなり責任者が出るのではなく、段階的に対応していくことで、クレーム内容の本質を掘り下げることができます
クレームにも、お金で解決できるケースと解決できないケースがあり、後者の場合は妥協点を探す必要がありますね。

中島

なるほど!解決に向けて色んな段階を踏むと本質が分かりやすいんですね!

 

相手の話を訊くことこそが営業の近道

 

中島

コンサル事業を行う前は郵政省に所属していたとの事で、郵政省には何年在籍していたのでしょうか?

佐久間さん

そうですね、郵政省で公務員を10年、民営化後に10年併せて郵政に20年ほど在籍していました。
営業責任者も3年経験し国際郵便部にも所属していました。

中島

郵便にも営業があるんですね!
どんな営業なのか想像がつかないのですが、 郵便営業では具体的にどのような業務を行っていたのですか?

佐久間さん

年賀はがき等のシーズンもののノルマをこなし、法人向けにハガキを使ったダイレクトメールの活用を勧める営業や、ゆうパックの良さを法人に伝える営業を行っていました。責任者だったので、現場で営業を行うというよりも、色んな経営者とお話をする中で営業を確保していきました。

中島

なるほど。法人向けの営業が中心なんですね!
営業で成績を納める為に意識している事はありましたか?

佐久間さん

クエスチョン・リアクションを大事にし、相手の話をよく聞くことが成功の鍵だと思いますね。
よく話を聞くことで深い話が出来て課題が見えてきます。その課題を解決できる提案ができるようになります。
売らない営業を意識して、向こうから買いたいと要望が来るまでは、売らないのは大事です

中島

へえ〜。相手にとっても、初めから営業されてしまうと身構えちゃいますもんね。
営業出来る時まで相手の悩みをじっと待つというのは、辛抱強さが必要だと思うのですが、辛さは感じなかったのでしょうか?

佐久間さん

それは感じなかったですね!話を訊くのが楽しいというのもありました。
最初から狙って売らない営業をやっていたのではなく、後から振り返るとそうだなと思います。
お金が掛からない営業方法なので、是非皆さんも実践して欲しいです。

中島

郵便関係に長く勤めていて、コンサル事業の道へ進んだ理由は何ですか?

佐久間さん

郵便局で色んな仕事を経験し尽くしたというのもありますが、組織の動きを改革していこうとしていた時期に、大きな壁にぶつかる瞬間がありました。やはり改革に対して理解してくれない方もいて、「何もしなくていい。10年ぐらい死んだフリしてればいいよ」と言われました。新しい物に対して何もしないという選択を私は出来ませんでした。私には「迷った時は、カッコイイ方を選ぶ」という信念があるので、10年なにもしないという道よりも、過去のつてや人脈を活かしてコンサルの道に進む挑戦を選びましたね。

中島

迷ったらカッコイイ方を選ぶか、痺れます…!会社を立ち上げた当初はどのような状況でしたか?

佐久間さん

創業初めは非常に大変でした。
1年目は本当に無理だと思うほど売り上げがなく、相手に刺さるサービスが提供できなかったです。苦労はしましたが、人脈が増えサービスのアドバイスもたくさん貰い、次第に軌道に乗ってきました。その後、コロナが来て需要が増えてきました。

中島

徐々にサービスが完成してきたという感じなんですね!

佐久間さん

そうですね。元々助成金のサービスをやっていたわけではなく、アドバイスや人脈を活かして助成金のサービスが生まれたので、周りにとても感謝をしています。

 

佐久間さんがパーソナリティのラジオ「サクトーーク!!」

 

中島

佐久間さんはラジオパーソナリティを行っているとの事ですが、どういった経緯でラジオを始めたのですか?

佐久間さん

元々、私のSNSを見てくれていたホンマルラジオの方から声がかかり、ラジオに出演したのがきっかけです。
ラジオが終わった後に「良かったら自分でラジオをしないか」と誘って頂きましたが、当時は会社内で反対意見が出ていたので始めませんでした。

中島

それでもやると決めたのには何があったのでしょうか?

佐久間さん

当時はちょうどコロナ禍で日本全体が元気を失っている状況でした。そこで、聞いて貰った人に少しでも元気になってもらいたいと思ったのが大きなきっかけです。また、助成金の情報も発信することで「聞いてよかった」と思ってもらえるラジオを目指しています。今年が4年目で、配信回数は今年の8月で100回を超えました。

中島

凄い、100回を超えてるんですか!どのような方々が出演していますか?

佐久間さん

面白い事業を行っている方に出演して貰っています。有難いことに、出演したいと言ってくれる方が多く、現在順番待ちの状況です。出演した方から数珠つなぎの様に紹介してくれることも多いですね。

中島

順番待ちですか!凄い人気番組ですね!
おススメのラジオ回はありますか?記事で紹介したいです!

佐久間さん

沢山あって悩みますね(笑)個人的に面白かったのは第59回の「イメージコンサルを本業で行っている西本さんの、お父さんの夢を叶えるために映画を作った話」です。映画を作るだけでなく映画館で限定公開をした話は特に興味深かったです。

中島

映画を!?他にはどんな話が面白かったですか?

佐久間さん

第57回の「蕎麦屋のパートから40歳になってパーソナルトレーナーになった話」も面白かったです。2週間でCM撮影に出ないといけないという流れで、パーソナルトレーナーになったそうで、この話も凄く印象に残っています。

中島

気になりすぎます…!今後もラジオは続けていきたいですか?

佐久間さん

そうですね。こんな風に面白い話が沢山聞けるので、これからもラジオは続けて行きたいですね!

中島

今後、他にも活動していきたい部分はありますか?

佐久間さん

コロナも段々と明けてきて、海外に進出したい企業が増えているので、海外進出のサポートをしていきたいと考えています。また、国際物流費の削減を行う事業を進める中で、商社の方とも関わることが増えました。商社の方と一緒に日本の良い商品を海外に発信する活動も何かできればと思っています。

中島

海外進出が増えてきてどんどん需要が高まりそうです。これからの佐久間さんの活動が楽しみです!
佐久間さん、今回はありがとうございました!

佐久間さん

ありがとうございました。

今回の発見

  1. 郵便の営業では、シーズン物の売り出しや既存サービスの良さを伝える法人営業などがある
  2. クレーム対応では、お客さんの怒りを全部伝えて貰った後に怒りの原因を吐き出してもらう事で、
    クレームの根本を理解することが大事
  3. 営業では、クエスチョン・リアクションを大事にし相手の話をよく聞くことが重要

今回の記事いかがでしたでしょうか?

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