2024年08月21日

あなたの知らないビジネス探訪-vol.27-

元プロ格闘家の大山峻護さんに訊いた、引退後のビジネスや人生を豊かにするヒントとは…!



 
世の中にはさまざまなニーズが存在し、多種多様なビジネスがあります。
業界内の人々にとっては当たり前のことでも、業界外に出てみると知らないことばかりです。

今回は、元プロ格闘家の大山 峻護さんに取材いたしました!
現役時代に数々の困難にぶつかってきた大山峻護さん。
引退後の現在は、日本で初めての格闘技を応用した研修プログラムの実地やアスリートの力で児童養護施設の子供たちや障害を持つ子どもたちに元氣を与える活動をしています。
取材では、人生を豊かにするコツや中々イメージが難しい「幸せ」という観点ついてお話いただきました。

今後の人生観のヒントとして大変興味深い内容となってますので、是非お楽しみください!

※この記事は、AIのスペシャリスト國本知里さんの協力を元に、
スマートソーシャルが開発したインタビュー生成AIサービスを利用して85%をAIで作成しています。

スマートストーリー

大山 峻護 OYAMA SHUNGO1974 年生まれ。幼少期より柔道を学ぶ。
全日本学生体重別選手権78キロ級準優勝、世界学生選手権出場、全日本実業個人選手権81キロ級優勝。2001年プロ格闘家に転身。アメリカのキングオブザケージでマイク・ボーグを右ストレート17秒でKO勝利。PRIDE初参戦ではヴァンダレイ・シウバと対戦。05年K-1ダイナマイトでピーター・アーツから勝利を収め、12 年ROADFC 初代ミドル級チャンピオンに輝く。
14 年12 月6日パンクラスで桜木裕司との対戦を最後に現役を引退。
現在は日本で初めて格闘技を応用した研修プログラム「ファイトネス」で100社以上の企業でチームビルディング、ストレスリリース、メンタルタフネスとして企業研修を実施。

また、アスリートの力で障がいがある子供たちや児童養護施設の子供たちを笑顔にする
一般社団法人You-Do協会代表理事を務める。

著書
「科学的に証明された心が強くなるストレッチ」(アスコム)
「ビジネスエリートがやっているファイトネス 体と心を一気に整える方法」

 

 

心をつなぐ—ファイトネスとご縁づくり

中島

今日はお話を伺う機会をいただき、ありがとうございます。
まずは、現在取り組んでいる活動について教えていただけますか?

大山さん

現在、格闘技とフィットネスを融合させたファイトネスで企業研修を行っています。
また、アスリートの力で児童養護施設の子供たちや障がいを持つ子供たちを笑顔にする一般社団法人You-Do協会の代表理事も行っています。

中島

ファイトネスという気になる単語が出てきました!
ファイトネスは、どういうきっかけで始められたのでしょうか?

大山さん

40歳で格闘家を引退してセカンドキャリアに悩んでいた際、格闘家が歩むセカンドキャリアの新しい選択肢を作りたいと考えていました。そこで、企業研修として皆さんを元気にできる運動プログラムを提供しようと思い、ファイトネスの研修を始めました。参加者が元気になってもらう事とチームビルディングが目的です。

中島

大山さん、プロの格闘家だったとは!
そもそも、格闘家にはどうしてなったのでしょうか?

大山さん

幼稚園の時にウルトラマンに憧れて柔道を始めました。
それから幼稚園から小学校、中学校、高校、大学、実業団とずっと柔道を続けていましたが、桜庭和志というファイターに出会った時に幼い時に見たウルトラマンと重なる衝撃を覚えて26歳でプロのファイターに転向しました。
現役時代は、自分よりはるかに大きい相手と戦っていましたが、40歳になった時、自分が壊れてしまっているのを感じました。
もうこれ以上試合をしたら危ないという所で、引退を決意しました。

中島

なるほど!憧れからだったんですね!40歳まで挑戦し続けたのはカッコイイです。

大山さん

また、趣味で「ご縁繋ぎ」というのを24年やっています。ビジネスの為の紹介ではなく、素敵な友達を繋ぐことが目的ですね。

中島

ご縁繋ぎですか・・?なぜ始めたのでしょうか?

大山さん

子供の頃コミュニケーションを取るのがとても下手で、友達が中々出来なかったんです。
26歳でプロのファイターになった時に初めて自己肯定感が生まれて人が集まるようになりました。
ある時、入院中にお見舞いに来てくれた友人同士が仲良くなるのを見て、知らない人同士でも同じ空間にいれば
何かが生まれることに面白さを感じて、そこからご縁繋ぎを始めました。

中島

新しい縁を作るって素敵です!大人になると友達を作るのって難しいですよね。

大山さん

そうですよね。
人との繋がりは人生を豊かにするものだと思います。私が開催している会では、15歳から92歳まで幅広い仲間たちがいます。
この人とこの人は仲良くなりそうだなという想いからスタートしてパズルのようにご縁を繋げています。

中島

ご縁づくりの活動はどのように進めているのでしょうか?趣味が同じ人を集めるのでしょうか?

大山さん

趣味や年齢、役職や何かを成し遂げてきた事などは関係ないです。それぞれ同じ「周波数」の人たちに声をかけています。
内側から湧き出てくるエネルギーや気持ちを重視していて、日々の考え方とか在り方とか、それがきっと人としての大切な
要素なんじゃないかなと思っています。

大山さん

最近はZ世代と仲良くなることが多くて、彼らから逆に学ぶこと・諭される事が沢山あります(笑)
私達の世代は1つの事を積み上げていく考え方をしてますが、彼らは、ネット環境が整った後に生まれていて幼い頃から
世界を見てるので、視点や考え方が広くて非常に面白いなあと感じています。
僕らの年代は、そんなZ世代の背中を押してあげるのが理想なのかなと思っています。中島さんはZ世代でしょうか?

中島

そうですね、Z世代です!
上の世代の方に応援して頂けるように頑張りたいですね(笑)

 

心も体も元気に!幸せを広げよう!

 

中島

大山さんが現在行っているファイトネスの活動は、どのような人を対象にしているのでしょうか?

大山さん

ファイトネスでは、誰でも出来るようにプログラムにしているので、チームビルディングを必要としてる企業や団体を対象にしています。非日常空間の楽しさを味わえて、喜びの共有体験を体感出来るので、それが結果としてチームビルディングとなります。100社以上の会社様がファイトネスを活用して頂いたので沢山の社員さんを笑顔にさせて頂きました。

中島

引退後に特に印象に残っているエピソードや経験はありますか?

大山さん

コロナ禍で企業研修がなくなった時がありました。それまでは常に未来を見て、ファイトネスを広めていくんだと夢に向かって走り続けていたので、急に時が止まって何もない時間が出来ました。
その時に、今までを振り返ると「あれ?ちゃんと幸せを味わって来てなかったなと」気付いたんです。
今日は空が青いなとか、小さい事ですが今を生きていなかった。例えるなら、
カレーを食べながら次の食事を考えてしまうような状態で、実際にはカレーの味を楽しめていなかったことに気づきました。
アスリートや頑張っている人あるあるの感覚だとは思うのですが、これって幸せなのかなと疑問に感じてきて。
そこから、生き方を完全にシフトチェンジして毎日を大切に豊かに生きるようになりました。

中島

カレーの例え、とてもわかりやすいです!
確かに、仕事をしていると次はこの為にこの準備も必要だから、みたいに未来に向けてずっと動いてるような感じがします。
生き方のシフトチェンジがあったとのことですが、その後活動やご自身の幸福度にどのように影響していますか?

大山さん

自分が幸せであることで、周りに人が集まってくるという実感があります。人は幸福度が高い人に集まってくるのだと思います。結果沢山の素敵な人たちが集まって来てくれて、自分が意図しなかった素晴らしい景色を見ることが出来ました。

中島

上機嫌な人が周りを引き寄せるという話がありましたが、具体的な例はありますか?

大山さん

はい、例えば友達のKくんもそうです。Kくんはいつもニコニコしているので、自然と人が集まってきます。
人がもう一度会いたいと思う人は、お金を持っている人や、地位が高い人ではなくて、無邪気で上機嫌な人です。
上機嫌な人は、周りに良いエネルギーを与えて、人々を引き寄せる力がありますね

中島

確かに!いくら凄い方でも不機嫌な人のところには居たくないですもんね。
常に幸せであることって何だか難しそうです。

大山さん

生きているとなかなか気付けないけれど、幸福ポイントは日常に沢山存在していていると思うんです。
未来志向が強すぎてしまうと、目標を達成したとしても、また更なる目標が出てきてしまい、結局心は満たされなくて虚しくなりますね。
そういった成功者も沢山いますが、何だか幸せそうに見えません。

大山さん

私も格闘家を引退した後に、本を2冊出版しました。
出版した際に現役時代のマインドに戻ってしまい、本屋にある本が全てライバルに見えて嫉妬しました。
きっとこれから何万冊売れたとしても満たされない終わりがない欲を自分に感じました。
その時に、比較や嫉妬にまみれた生き方はもう辞めようと決意しました。

中島

そうですね。現代人は嫌でもSNSで他者との違いが可視化されるから、満たされていない人が多いと感じます。
格闘家と言う事で、力は入っていたのですが大山さんからは柔らかい印象を受けます!

大山さん

そうですね。引退して、人相変わったねと言われる事が多いです(笑)
やはりマインドは人相にも影響を与えると思います(笑)

 

感謝は心の筋肉、人生を豊かにするエネルギーに

 

中島

大山さんは講演会も行っていると伺いましたが、どういったことをテーマに話されているのでしょうか?

大山さん

講演では、「思いを形にする」というテーマが多いのですが、夢という言葉は美しい一方、それは自己のエゴかもしれないよ
という話をしています。夢は、何のためにカタチにしたいのかという核の部分が大切です
自分の夢と言いつつ、よく見るとただのエゴだったりもします。
自分のエゴの思いを形にするとエゴが肥大化して心は満たされなくなります。
自分の為の夢ではなく、周りの人達が喜んでくれるという思いだと達成率も高まり、自分の幸福度も上がります。

そうやって、他者のために生きることが結果的に自分の幸福に繋がりますよというメッセージを伝えています。

そして私も色んな本を読んだり講演会を聴いてきましたが、最終的な結論は「感謝」がいかに大切かという事に気づきました。

中島

感謝ですか!有難い事に気付くのって案外難しいです。

大山さん

感謝は筋肉と同じだと考えています。筋肉は使ったり鍛えたりしないと衰えてしまいますよね?
感謝も同じで、実践しないと感謝の筋肉が細くなり、感謝できなくなってしまうんです。感謝の不感症ですね。
なので最初は無理やりでも「筋トレだから」と考えて小さな事でも感謝の気持ちを持つことが大切です。
そうすることで、感謝の筋肉がどんどん大きくなり、日々の小さな幸せに気づくことができるようになります。

中島

具体的にはどのように感謝の筋肉を鍛えることができるのでしょうか?

大山さん

例えば、日常の中で「今日は青空が広がっていて綺麗だな」とか、「このご飯、おいしいな」といった小さなことに感動することが大切です。そうすることで、自分を満たしてくれるものが増え、幸せを感じやすくなります。
幸せだと、自分から出る周波数に引き寄せられて、素敵な人や仕事、出来事が集まるようになります。
この「今に感謝できる → 幸福度が上がる→ 良い一日を過ごせる→素敵な人生を送れる」という循環が回ることで、結果人生がより豊かになっていくのです。

中島

なるほど!ほんの些細なことでも良いんですね。

中島

今回は、今後の人生で大切なヒントを気付かせて貰ったような気がしています。
素晴らしいお話をありがとうございます!

大山さん

こちらこそ、ありがとうございました!

今回の発見

  1. 学ぶこと・諭される事は、歳や立場関係なく、どんな人にでもある
  2. 夢は核の部分が大切で、自分も周りも一緒に喜んでくれるような夢だと達成率や幸福度も上がる
  3. 人生を豊かに生きる為には、小さなことに感謝する事から

今回の記事いかがでしたでしょうか?

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