世の中にはさまざまなニーズが存在し、多種多様なビジネスがあります。
業界内の人々にとっては当たり前のことでも、業界外に出てみると知らないことばかりです。
今回は、リハビリメディア「リハノワ」を運営する河村由実子さんへ取材いたしました!
河村さんは、ICUで理学療法士として活躍された後、本格的にメディア運営を始めたと言います。
また、広島県福山市の地域おこし協力隊としても活躍されている河村さん。協力隊での活動についてもお伺いしました。
※この記事は、AIのスペシャリスト國本知里さんの協力を元に、
スマートソーシャルが開発したインタビュー生成AIサービスを利用して85%をAIで作成しています。
河村 由実子 KAWAMURA YUMIKO2013年に理学療法士免許取得後、亀田総合病院にて勤務。2017年から県立広島病院のICU専任理学療法士として働く傍ら、2019年よりコミュニティFMでメインパーソナリティーとして活動。
また、リハビリメディア「リハノワ」を立ち上げ、全国の医療介護福祉の現場を取材し、記事を書く。2021年春フリーライターとして独立。2022年より広島県福山市の地域おこし協力隊に着任し、関係人口創出をミッションに活動する。またヘルスケア領域のVCにてコミュニケーターとしてスタートアップ支援を行う。
また、リハビリメディア「リハノワ」を立ち上げ、全国の医療介護福祉の現場を取材し、記事を書く。2021年春フリーライターとして独立。2022年より広島県福山市の地域おこし協力隊に着任し、関係人口創出をミッションに活動する。またヘルスケア領域のVCにてコミュニケーターとしてスタートアップ支援を行う。
©ひろし/REHANOWA
河村さんが運営する施設/当事者/セラピストの為の皆のメディア
河村さん、早速ですが現在の活動について詳しくお聞かせください。
現在はフリーで活動しており、「リハノワ」というメディアを運営しています。
日本全国のリハビリに励む当事者、素敵な取り組みをしている施設・企業、輝いているスタッフを取材し、紹介しているWebメディアです。リハビリテーションの継続が難しい人や、他の人がどのようなことをしているのか知りたい人に向けて情報をお届けしています。
日本全国のリハビリに励む当事者、素敵な取り組みをしている施設・企業、輝いているスタッフを取材し、紹介しているWebメディアです。リハビリテーションの継続が難しい人や、他の人がどのようなことをしているのか知りたい人に向けて情報をお届けしています。
フリーで活動される前は、どのような仕事をされていたのでしょうか?
もともとは病院のICU(集中治療室)で理学療法士として働いていました。2021年に退職して、現在の活動を行っています。
メディア運営を行うようになったきっかけは何だったのでしょうか?
重症患者さんの治療やリハビリテーションに携わるなかで、病院のICUで重症患者さんが運ばれてくるのをただ待つだけではなく、病院に来るまでの生活や暮らし、地域での環境から上手にアプローチすることで、病院で悲しい思いをする人を減らしたいと考えるようになりました。
また、リハビリテーションは継続するのが難しいという問題があります。たとえば、入院中は「退院する」という目標があるため頑張れますが、退院後は目標がなくなりモチベーションを維持することが難しくなります。
入院中も目標が上手く立てられない方は同じ状況となります。
リハビリテーションを続けることができないと、機能の衰退や廃用がすすみ、最悪の場合、同じような病気や疾病を繰り返したり再入院を繰り返したりしてしまいます。これをどうにかできないかという思いが、今の活動につながっています。
入院中も目標が上手く立てられない方は同じ状況となります。
リハビリテーションを続けることができないと、機能の衰退や廃用がすすみ、最悪の場合、同じような病気や疾病を繰り返したり再入院を繰り返したりしてしまいます。これをどうにかできないかという思いが、今の活動につながっています。
自宅でのリハビリは確かにモチベーションの維持が難しそうですね。
そうですね。リハビリテーションを続けるための情報が必要だという思いは強く、その一環としてリハノワを立ち上げました。
ひとつの病院や施設の中だけではアクセス出来ないさまざまな情報をエンターテイメントのように提供することで、理論だけでは語り尽くせないリハビリテーションの可能性を広げることができるのではないかと考えています。
ひとつの病院や施設の中だけではアクセス出来ないさまざまな情報をエンターテイメントのように提供することで、理論だけでは語り尽くせないリハビリテーションの可能性を広げることができるのではないかと考えています。
自分の好きな文章作成と、これまでの理学療法士としての経験が相乗効果を生み出すのではないかと考え、日々コツコツと楽しく情報発信を続けています。
なるほど。河村さんの経験を生かして、今のメディアが作られているのですね。
実際の読者からどういった感想を頂きますか?
実際の読者からどういった感想を頂きますか?
そうですね。「リハビリの励みになりました」や「自分もこのリハビリ方法やってみます」という声などが聞かれます。
そのような声が活動の原動力になっています。
そのような声が活動の原動力になっています。
「福祉のまち」広島県福山市での町おこし活動に関して
©Takaya Yamamoto
福山市の地域おこし協力隊としての活動についてもお聞かせください。
広島県福山市の”関係人口”の創出をミッションに活動しています。もうすぐ3年目に突入するところです。
福山市は人口約45万人で、広島県の中では2番目に大きな街です。
福山市は人口約45万人で、広島県の中では2番目に大きな街です。
関係人口とは何でしょうか?
関係人口とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、特定の地域に継続的に多様な形でかかわる人のことを指します。福山市ではワーケーションを切り口に関係人口の創出に取り組んでいます。
なるほど。関係人口を増やして若い世代が福山市について知っていく事で、街に新しい変化が生まれてきそうです。
具体的にどういった取り組みをしているのですか?
具体的にどういった取り組みをしているのですか?
医療現場にいた経験を活かして、医療や介護福祉現場で働く方に向けた、地域医療について学ぶ「鞆の浦・地域医療プログラム」を企画・運営しています。全国から16名が月1回集まって勉強会やフィールドワークを行っています。
全国から募集しているんですね!河村さんは、どういう経緯で福山市の町おこしをすることになったのですか?
元々、数年前にリハノワの取材で初めて福山市にある鞆の浦(とものうら)へ来ました。
映画『崖の上のポニョ』のモデルになったといわれている地域なのですが、ここでは20年ほど前から福祉のまちづくりが行われています。
映画『崖の上のポニョ』のモデルになったといわれている地域なのですが、ここでは20年ほど前から福祉のまちづくりが行われています。
鞆の浦にある介護福祉施設である「鞆の浦・さくらホーム」の創設者で、理学療法士でもある羽田冨美江さんが、20年ほど前から「自分が住んできた地域で最後まで暮らすためには、地域に受け入れられることが必要である」と信念を持って活動をされていて、福祉のまちを実現していました。そこに興味を持って、取材後も何度か鞆の浦へ足を運んでいたのがきっかけです。
20年も前から取り組んでいたのですか!
当時は、「認知症の方が地域で暮らし続ける」とか、「介護」自体なかなか受け入れられなかったと思います。
それでもその信念を貫き通して実現しているということにとても感動しました。
私が理学療法士として臨床にいた時は、呼吸領域を専門としてICUなどの超急性期現場で患者さん一人ひとりのリハビリを担当していました。病院を出て鞆の浦へ取材をした時に、1人の大先輩が街全体にアプローチをされていることにとても驚きました。
それでもその信念を貫き通して実現しているということにとても感動しました。
私が理学療法士として臨床にいた時は、呼吸領域を専門としてICUなどの超急性期現場で患者さん一人ひとりのリハビリを担当していました。病院を出て鞆の浦へ取材をした時に、1人の大先輩が街全体にアプローチをされていることにとても驚きました。
確かに、街全体を変えているって凄いことですよね。
リハビリの現場が抱える課題とは
今後、河村さんが解決したいと考えている課題は何でしょうか?
やはり、リハビリテーションの継続問題ですかね。
リハビリテーションは、手術などの治療のような単発的なものではなく、受傷や発症した瞬間から本人が意欲をもって継続していかなければならないのが特徴です。生涯、リハビリテーションと付き合わなくてはいけない方もいるので、目標設定やモチベーション維持の難しさをどう解決するか、今後も考えながら活動していきたいです。
リハビリテーションは、手術などの治療のような単発的なものではなく、受傷や発症した瞬間から本人が意欲をもって継続していかなければならないのが特徴です。生涯、リハビリテーションと付き合わなくてはいけない方もいるので、目標設定やモチベーション維持の難しさをどう解決するか、今後も考えながら活動していきたいです。
確かに自宅でのリハビリはモチベーション維持が難しそうですね。
実は、この課題に取り組むために、2019年に「医療現場の課題解決」に特化したビジネスコンテストのアイデアピッチ部門に出場したことがあります。ゲーミフィケーションとインセンティブの仕組みを取り入れ、さらには自分の健康行動が他の人の幸せにもつながることを実利的にみせることのできるプラットフォーム『リハノワ 〜自助から繋げる互助への連鎖〜』を考え、発表しました。
ゲームですか!ゲームなら無理せずに続けられそうですね。
退院に変わる目標設定とモチベーション維持、さらにはモチベーションの強化となる励みが必要であると考えました。
ゲーム内でリハビリテーションに関する目標達成を行い、達成するとインセンティブ(リハノワコイン)が貰えて、モノやコトと交換できたり、同じようにリハビリに励む仲間たちを応援することができたりするというものを提案しました。
ゲーム内でリハビリテーションに関する目標達成を行い、達成するとインセンティブ(リハノワコイン)が貰えて、モノやコトと交換できたり、同じようにリハビリに励む仲間たちを応援することができたりするというものを提案しました。
リハビリを頑張っている人同士で応援しあえるのは素敵です。実現が楽しみです!
当時はまだ医療現場で働いていましたし、エンジニアやビジネスパーソンなどの仲間も資金もない状況だったので、メディアという違う形に変えて活動を開始しました。しかし、この企画もいつか実現できたらおもしろいだろうなぁという思いはずっと持っているので、ぜひ仲間と出会えることがあれば挑戦したいです。
とても素敵な活動で、河村さんの今後も楽しみです!本日はありがとうございました!
ありがとうございました。
今回の発見
- リハビリは目標設定を上手く行いモチベーションを維持することが重要。
- 関係人口とは、特定の地域に継続的に関わる人のこと。
- 広島県福山市鞆の浦では、地域で最後まで暮らし続けることが出来る「福祉のまち」が実現されている
今回の記事いかがでしたでしょうか?
この記事を作成したスマートソーシャルでは、SES・システム開発を行っています。
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